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福岡東部子ども劇場

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「光にふれる」みどころは!

映画をみるまえに・・・・・・・

■ストーリー
 ユィシアンは幼い頃から視力を失いながらもピアニストになることを夢見てピアノを弾いていましたが、コンクールで起きたことがトラウマとなり表舞台に立てなくなっていました。しかし母親の後押しで高校卒業後、親元を離れ音楽大学に入学し寮生活を始めます。

 シャオジェはダンサーを夢見る少女。でも経済状況から夢を断念している…。他にもいろんな仲間と出会いながら、困難にぶつかってものりこえ成長していくお話。実話を基にしたストーリーです。

■みどころ
 
「光」と「音」が印象的。夜の校舎に差し込む光やダンスシーンの光など“希望”を示唆する光があたたかく美しいです。音の構成に着目してもおもしろく、ピアノ曲だけでなく日常音の重なりも新たな気づきもあり、音楽も映像も楽しめます。もちろんピアノはユィシアン本人が演奏。若者たちのユーモアもあり、みずみずしく元気が出る作品です。

■主な登場人物 と 監督
‹ユィシアン› ホアン・ユィシアン本人が本人役を演じています。「コンクールに出場しないと僕は見えませんか?」…心を閉ざしていた彼ですが、大学に入り少しずつ変わっていきます。屈託のない明るい顔は実に魅力的です。

‹シャオジェ› サンドリーナ・ピンナ。2012年台北映画祭最優秀主演女優賞受賞。スクリーンに登場した当初の表情からユィシアンと知り合って心を開くまでの表情、そして終盤の表情がどんどん変わり魅力的。

‹大学の友人たち› 寮で同室になった若者やいろんなサークルの人たちがとてもユニーク。彼らも「出会い」によって変わっていきます。

‹ユィシアンの母親› リー・リエ。不安と心配に震えながらも息子の自立のためにグッと押しだす。ひとつひとつていねいな関わりは感動です。

 
‹ダンス講師› シュウ・ファンイー。全身で深呼吸するような大きなダンス。模範演技もすばらしい!

 

 ‹チャン・ロンジー監督› 2008年に発表した短編映画が、巨匠ウォン・カーウァイ監督に見出され、長編映画化した。日常の生活からインスピレーションを得る作品が多い。最近では、若者のソーシャルメディア依存と周囲の大人の無関心さに警鐘を鳴らす作品を撮って話題になっています。